「ポモドーロテクニック」の意味や語源とは?おすすめのアプリと具体的なやり方も解説

「ポモドーロテクニック」の意味や語源とは?おすすめのアプリと具体的なやり方も解説

「ポモドーロテクニック」は、アプリなどにも活用されているくらい作業効率をよくしてくれる心理学用語です。まず、結論から言ってしまうと、「ポモドーロテクニック」とは、生産性を向上させる時間管理術の1つであり、簡単に説明すると作業時間と休憩時間に区切りをつけることです。

この記事では、「ポモドーロテクニック」の意味や語源などを解説しながら、おすすめのアプリやメリット、勉強法、やり方などまでわかりやすく紹介していきます。

最後まで読むことで、「ポモドーロテクニック」を使って仕事や勉強を取り組んでみようという気になることができますよ。

それに活用することで作業効率良く時間を使うことができるようになります。

「ポモドーロテクニック」の意味とは?

ポモドーロテクニック

意味:生産性を向上させる時間管理術の1つであり、簡単に説明すると作業時間と休憩時間に区切りをつけること。

「ポモドーロテクニック」の意味は、「生産性を向上させる時間管理術の1つであり、簡単に説明すると作業時間と休憩時間に区切りをつける」

「ポモドーロテクニック」とは、生産性を向上させる時間管理術の1つであり、簡単に説明すると作業時間と休憩時間に区切りをつけることです。

タイマーを設定し25分間作業に集中して取り組み、5分間休憩するテクニックのことを言います。

1セットのことを「ポモドーロ」といい、最大4回続けます。

シンプルな方法なのに対し、マスターするには時間がかかりますが、マスターすることで生産性の向上や効率を上げるなどのメリットがあります。

意味のまとめ
  • 「ポモドーロテクニック」の意味は、生産性を向上させる時間管理術の1つであり、簡単に説明すると作業時間と休憩時間に区切りをつけること。

「ポモドーロテクニック」の語源と由来とは?

ポモドーロテクニックの語源と由来は以下の通りです。

「ポモドーロテクニック」は、1980年代にイタリアのフランチェスコ・シリロによって考案されました。

シリロは当時、大学生で試験勉強が間に合わず焦りを感じていたところ、時間を無駄にしているのではないかと思い、トマト型のキッチンタイマーを使用し試験勉強を始めたそうです。

「ポモドーロ」はイタリア語でトマトという意味であり、シリロが使用していたことから由来されています。

語源と由来のまとめ
  • 「ポモドーロ」はイタリア語でトマトという意味であり、シリロが使用していたことから由来。

「ポモドーロテクニック」におすすめのアプリは?

ここでは、「ポモドーロテクニック」に活用できるアプリを紹介します。

「Focus To-Do: ポモドーロ技術 & タスク管理」

「ポモドーロテクニック」を実行するにあたって1番おすすめのアプリが「Focus To-Do」です。

しかも、

  • App Store
  • Google Play
  • chrome ウェブストア
  • Microsoft

の4つでも使うことができるアプリです。

「Focus To-Do」は、タスク、リマインダー、リスト、カレンダーイベント、食料品リスト、チェックリストなどの管理を行うことができるため、集中力を効率良く維持し作業を行うことができます。

さらに、全てのデバイスと同期でき、タイマーを起動する単純な動作から期間を決めて作業を管理するなどの細かく使用することができます。

た、チームを組むことができ、互いの活動をチェックし一緒に成長することができます。

「Brain Focus」

続いて、紹介する「Brain Focus」は、特に設定することなくデフォルト設定で使用することができます。

作業時間や休憩時間が「ポモドーロテクニック」通りであり、使い方が簡単なことから初心者でもすぐに使えるのが特徴です。

また、データを棒グラフや円グラフでみることができるので、分析や改善がしやすいというメリットがあります。

すぐにでも、「ポモドーロテクニック」を実践したい方におすすめです。

「To One」

このアプリは、作業時間と休憩時間にタイマーを設定することができ、シンプルで使いやすいです。

さらに、タイマーが稼働している時にBGMを流しすことができます。

BGMで作業に集中することも、ゆっくりと休憩することもできるため、音楽を聞きながら作業がしたいという方におすすめです。

また、BGMはオフにすることもできます。

実はアプリを入れなくても管理ができる!無料のタイマーツールとは?

アプリをインストールせずに「ポモドーロテクニック」を実践できる無料のタイマーツールがあります。

すぐに活用できる!「Pomodoro Tracker」

Pomodoro Tracker」は、無料のタイマーツールでその日に完了したい作業を入力するだけで「ポモドーロテクニック」をすぐに活用することができます。

また、ログインするだけで統計が見れたり、進歩を確認することができます。

明日や明後日と作業を管理することができるので、アプリを入れないで「ポモロードテクニック」を行いたい方におすすめです。

Windows向けポモドーロテクニック用ソフト

Widowsユーザーが使えるポモドーロテクニック用ソフトもあります。

Tomighty」は、Javaで開発されたデスクトップタイマーソフトです。

25分のカウントダウンで、25分経過すると、お知らせしてくれます。

こちらのソフトは無料なので、Windowsユーザーにぜひ試して欲しいソフトです。

「ポモドーロテクニック」のメリットとは?

生産性を向上させる時間管理と記述しましたが、仕事や勉強、家事などを「ポモドーロテクニック」を活用し作業することで以下の6つのメリットがあります。

  1. 集中力の維持
  2. マルチタスクの防止
  3. 意欲の向上
  4. 休憩がとれる
  5. プロセスの改善ができる
  6. 時間を有効活用できる

受験勉強に効果的!集中力を維持させる勉強法

受験勉強をする時も「ポモドーロテクニック」を活用することで、集中力を維持することができます。

勉強内容を細かく設定しよう!

実践する時に重要なのが、勉強内容を細かく設定することです。

英語や数学、国語というような漠然な設定をするのではなく、具体的に何をすべきなのかを挙げていきます。

理想は25分程度で終わる内容の勉強が良いとされていますが、慣れないうちに設定すると配分に時間が取られてしまい、限られた時間を無駄にしてしまう可能性があります。

厳密に細かくする必要はありませんが、具体的な内容を心掛けましょう。

  • 英単語15個暗記
  • 英語長文集 p.1~10
  • 数学問題集 p.1~10
  • 国語教科書読解 p.1~5

また、効率的に作業を行うならチェックリストを用意しましょう。

行った作業にチェックすることで、達成感が味わえるとともに勉強への意欲が向上します。

勉強している教科に飽きてしまってもチェックをしておけば、次の教科に移った時にどこまで行ったのか一目でわかります。

中高生や受験生など、勉強における集中力や効率性を向上させたい方は、「ポモドーロテクニック」を実践してみてください。

休憩中にすべきこと

これまで「ポモドーロテクニック」を説明してきましたが、5分間の休憩の過ごし方が分からない方もいると思います。

なんとなく携帯を眺めていると気を取られ、30分以上が経ってしまったなんてことがないように休憩時間の過ごし方も考えておきましょう。

正しい休憩時間を取ることができれば、「ポモドーロテクニック」をマスターすることができますよ。

まず、始めに考えなければいけないことは、「ポモドーロテクニック」における休憩時間は何のためにあるのか?ということです。

休憩時間では、休むことと「次のポモドーロテクニックで集中する」ためにあります。

では、「次のポモドーロテクニックで集中できるようにする」休憩方法とはなんでしょうか?

それは、脳を休めるということです。

  • 立ち上がり体を伸ばす
  • 目をつぶって瞑想する
  • 軽く運動をする
  • 水分を補給する
  • 音楽を聞く

重要なことは、リラックスすることです。

体を動かす動作は、午後の眠たくなる時間におすすめです。

休憩中にしない方が良いこと

休憩時間で「次のポモドーロテクニックで集中できる」方法を紹介しましたが、逆に休憩時間でしない方が良いことを紹介します。

主に、脳や体を消費してしまうことや途中でやめれないようなことは避けましょう。

行っていた作業をまだ考えていたり、次の作業内容を考えると脳は休むことができません。

また、途中でやめられないことをするとズルズルと休憩してしまう可能性があります。

  • SNSを見る
  • YouTubeや動画を見る
  • メールやLINEをチェック

上記のように、携帯を触ってしまうと止められないことになってしまうため、できるだけ避けるようにしましょう。

「ポモドーロテクニック」の5つの段階を解説

「ポモドーロテクニック」は、5つの段階に分けることができます。

《行う時間》
<内容>
計画:プランニング
【1日の始め】
<その日の活動をきめる>
追跡:トラッキング
【1日中】
<1回ごとの「ポモドーロテクニック」を計測する>
→費やした労力などの必要な要素を分析
記録:レコーディング
【1日の終わり】
<1日の活動を記録する>
→1日で新しく知った知識をデータにまとめる
処理:プロセシング
【1日の終わり】
<データを集計し、情報に置き換える>
視覚化:ビジュアライジング
【1日の終わり】
情報を分析し、改善点を明確化する

この5つの段階は、1日の始めに設定しましょう。

「ポモドーロテクニック」では、時間を区切ることだけが重要だと思われがちですが、行うべきことやその内容をしっかり視覚化することが必要です。

また、継続的に分析し改善を続けることで、効率化が図れるとともに生産性が向上します。

「ポモドーロテクニック」に必要なものとは?

「ポモドーロテクニック」を実践するうえで、最低限必要なものが3つあります。

最低限必要なものが3つ

  • タイマー
  • To Doリスト
  • 記録シート

タイマーは、アプリや携帯で代用できます。

また、To Doリストは作業リストのことでアプリであれば3つとも一緒に管理することができます。

前述した、おすすめのアプリを参考にしてくださいね。

作業効率が向上!「ポモドーロテクニック」のやり方とは?

作業効率が向上するやり方を紹介します。

  1. 行う作業を選ぶ
  2. タイマーを25分間に設定し活動する
  3. タイマーを5分間に設定し休憩する
  4.  ②と③を4回繰り返したら15分~30分ほどの長めの休憩をする

具体的なやり方

「ポモドーロテクニック」は、いたって簡単な方法となりますが、システム開発者やCEO、デザイナーなど幅広い方々が実際に取り入れているテクニックです。

重要な要素は①の目標設定であり、作業中にメールや電話をしたくなったり、他人を気にして「ポモドーロテクニック」を中断することを、「内的中断」と言います。

上記のような、ふとした欲求や思いによる中断は、紙やパソコンにメモし「ポモドーロテクニック」が終わった後で対処します。

終わった後に対処することで、それぞれの要件が重要であるのか見極め、判断することができます。

また、急用でも作業が中断された場合には、さほど重要でない作業を行っているとみなし、「ポモドーロテクニック」は終了とします。

そして、また行う作業を選び初めから「ポモドーロテクニック」を開始します。

プランを立て、時間管理を徹底する

「ポモドーロテクニック」を実践する時は、まずプランを立てましょう。

1日の始めに、作業内容、優先順位、ポモドーロの見積もりを決めます。

作業内容を考え、優先順位を決めたら、どのくらいのポモドーロが必要なのか逆算することで無駄な時間を省けます。

また、ポモドーロを見積もる時のポイントは、時間がかかりそうな作業は分割して行うということと、1ポモドーロ未満になるような少ない作業は何かと合体させるということを意識しましょう。

ですが、最初はポモドーロの見積もりに時間がかかるため、簡単に済ませるか優先順位だけでも決めるのが良いです。

そして、重要なのが作業中の時間です。

タイマーが鳴ったら、すぐに作業をとめ休憩に入ります。

正確に時間を管理することで、集中力を維持し次回からのポモドーロの見積もりに誤りがなくなります。

ですが、集中力には個人差があるため、必ず作業時間が25分で休憩時間が5分と決めず、自分にあった時間で行うと良いでしょう。

やらないことも事前に決めると良い!

作業時間、休憩時間とやらないことを事前に決めておくことで、効率性が向上します。

前述したように、SNSやYouTubeなどの動画を視聴、ネットサーフィンなど携帯を触ることは避けるべきです。

また、作業とは違うことをしないようにしましょう。

1つのタスクに集中しなるべく中断を避ける

タイマーが鳴るまでの間は、1つの作業に集中しましょう。

しかし、作業中に違う緊急の仕事が入ってきた場合は中断して新しく「ポモドーロテクニック」を開始しましょう。

何度も中断してしまうようであれば、対処が必要となります。

これは、短い時間の中断でもパフォーマンスが低下してしまうことが研究で分かっているからです。

中断の対処方法
  • 携帯を隠すor電源をきる
  • 事前に上司や同僚に伝える
  • トイレは事前に済ませておく

事前に休憩時間のルールを決める

休憩時間のルールも事前に決めておくことで、作業効率があがります。

休憩時間は、作業をせずに脳をしっかりと休めましょう。

頭の切り替えを上手くこなすことで次のポモドーロで集中することができます。

ストレッチ、軽い運動、深呼吸、コーヒーなどを飲みながらゆっくりすることがおすすめです。

結果をまとめる

1日が終了したら、行った作業の結果をまとめていきます。

内容としては、

  • 日付
  • 開始した時刻
  • 作業の種類
  • 作業の詳細
  • 作業にかかったポモドーロ数
  • 結果についてメモ
  • 改善点

をまとめていきましょう。

結果をまとめるのを怠ってしまうと、1日行ったポモドーロが無駄となってしまいます。

特に重要なのが、ポモドーロ数です。

作業にかかったポモドーロ数を把握することで、改善点を挙げることができ、次回のポモドーロの見積もりにも役立ちます。

「ポモドーロテクニック」をマスターするためにも重要な要素となるので、しっかり管理しましょう。

ポモドーロ数をまとめ記録してくれるアプリであれば、簡単に管理することができるため、ぜひ活用してみてください。

これまでの流れを改善する

これまでの流れを分析し改善点を挙げていきます。

継続すればデータが集まり自己観察で分析することができ、改善がしやすくなります。

ポモドーロ数を継続的に比較することで、生産性の高い日や自分のコンディションが分かります。

分析する項目の例
  • 1週間のポモドーロ数
  • 月のポモドーロ数
  • 進歩の具合とポモドーロ数
  • 平均のポモドーロ数(曜日、1つの作業)
  • 不要な作業の選別
  • ベストな作業時間・休憩時間

「ポモドーロテクニック」を深く活用するために本を買ってみる

「ポモドーロテクニック」を深く理解したいという方は、本を買うのがおすすめです。

「ポモドーロテクニック」をマスターできるおすすめの本を紹介します。

  • アジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門
  • どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門

「アジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門の本」では、紙と鉛筆とタイマーだけで生産性を高める時間管理術を知ることができます。

もう1つの、「どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門」の本は、「ポモドーロテクニック」開発者による初の公式本であるため、しっかり「ポモドーロテクニック」を理解することができますよ。



「ポモドーロテクニック」のYouTube

「ポモドーロテクニック」で集中したい方のために、YouTubeにUPにされている動画を厳選して紹介します。

「ポモドーロテクニック」の論文

ここでは「ポモドーロテクニック」の論文をまとめておきます。

ぜひ参考にしてくださいね。

環境音と音楽をポモドーロテクニックに適用した集中力向上法

著者情報

名前:佐藤 聖高、千種 康民
収録刊行物:映像情報メディア学会技術報告 = ITE technical report

◆この論文をチェックする

論文を見る

まとめ|「ポモドーロテクニック」とは、生産性を向上させる時間管理術の1つ。

さいごに、この記事でお伝えしたことをまとめると以下の通りです。

まとめ
  • 「ポモドーロテクニック」とは、生産性を向上させる時間管理術の1つであり、簡単に説明すると作業時間と休憩時間に区切りをつけること
  • 「ポモドーロテクニック」は、1980年代にイタリアのフランチェスコ・シリロによって考案
  • アプリをインストールせずに「ポモドーロテクニック」を実践できる無料のタイマーツールがある
  • 「ポモドーロテクニック」を活用し作業することで以下の6つのメリットがある
  • 受験勉強をする時も「ポモドーロテクニック」を活用することで、集中力を維持することができる
  • 「ポモドーロテクニック」を実践するうえで、最低限必要なものが3つ。

「ポモドーロテクニック」は、生産性を向上させる時間管理術の1つです。

仕事や勉強、家事など集中したいのに気が散ってできない、効率を良くしたいなどのお悩みを持っている方は一度試してみてください。

必要なものは3つと少なく、アプリを活用すればきちんと管理することができます。

「ポモドーロテクニック」をマスターして時間を有効的に使いましょう!

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